『ル・ゲィ・マリアージュ~愉快な結婚』Vol.4
このたび諸事情によりエルザ役は君島憂樹より中村萌子と木内ひろみのダブルに変更になりました。
これに伴うチケットの払い戻しはございません。
尚タイム・テーブルは追って発表させて頂きます。
翻訳:岩切正一郎
演出:錦織一清
照明:斎藤茂男
ピアニスト:田中 研
ピアニスト:髙野 岳人
プロデューサー:白樹栞
出演:
室龍太
世古口凌
山本涼介
中村萌子
木内ひろみ
福井貴一
錦織一清
企画制作:Société Le Théâtre Elysée

公演日程:
9月12日(金)19:00 木内
9月13日(土)13:30 木内/17:30 中村
9月14日(日)12:30 木内/16:30 木内
9月15日(月祝)14:00 中村
9月16日(火)19:00 木内
9月17日(水)休演日
9月18日(木)19:00 中村
9月19日(金)休演日
9月20日(土)13:30 木内/17:30 木内
9月21日(日)14:00 中村
9月22日(月)19:00 木内
9月23日(火祝)14:00 中村/17:30 木内
9月24日(水)休演日
9月25日(木)19:00 中村
9月26日(金)休演日
9月27日(土)13:30 木内/17:30 木内
9月28日(日)13:00 中村/16:30 木内
チケット料金:
SS席:12800円/S席:11800円/一般席:10800円(当日は500円UP)
チケット取扱い:
・先行販売
イープラス/Club TRICOLORE:7月26日~
・一般発売
イープラス:8月2日 10:00~
Club TRICOLORE:8月2日 11:00~22:30 ※お電話のみのお申し込みとなります。
六本木トリコロールシアター(03-3796-7771)
ジ 9月12日より上演されるジェラール・ビトン et ミシェル・マンズ作“Le gai mariage” 『ル・ゲィ・マリアージュ~愉快な結婚』Vol.4。今回演出を務める錦織一清がジルベール役で出演することが決定しました!
ジェラール・ビトンとミシェル・マンズによるフランスの名作戯曲『ル・ゲィ・マリアージュ~愉快な結婚』。
2011年にモリエール最優秀コメディ賞にもノミネートされ、以来フランス全土で何度も再演。
2023年3月・4月・10月、24年10月六本木トリコロールシアターでも繰り返し上演し、大好評を博しました。
今回、室龍太を主演に迎え、演出は、錦織一清、Société Le ThéâtreElyseeの4度目の企画制作にて再上演いたします。
室龍太演ずるアンリと偽装同性婚をするドド役に世古口凌、その偽装同性婚を提案する親友ノルベール役に山本涼介、アンリの父親エドモン役に福井貴一といった個性豊かなキャストで、モテモテのドンファンの偽装結婚をきっかけに巻き起こるオシャレで上質なフランス・コメディを作り上げます!どうぞお楽しみください。
〜★追加公演決定!!〜
そしてこのたび!大好評につき3ステージの追加公演が決定いたしました!!
追加公演は9月23日17:30公演、9月27日13:30公演、9月28日13:00公演。
それぞれ8月2日(土)10:00~の一般発売にて購入可能!お見逃しなく!!
<プロフィール>
【演出】 錦織一清
1965 年生まれ 東京都出身。
アイドルグループ「少年隊」のリーダーとして一世を風靡。「ニッキ」の愛称で知られる。テレビドラマや舞台を中心に俳優として活躍する他、演出家としての顔も持つ。
1995 年に行われた少年隊のミュージカル「PLAYZONE」にて初の脚本・演出を手掛けると、1999年につかこうへい演出『蒲田行進曲』への出演をきっかけに更に舞台演出家としての活動を広げ、現在までに50 作品以上の演出を手掛けている。
ミュージカル『グレート・ギャツビー』や『蘭~緒方洪庵 浪華の事件帳』、時代小説“しゃばけ”シリーズ、作家・羽原大介と共に坊ちゃん劇場作品などの演出も手がける。
演出した「よろこびのうた」がAll Aboutミュージカル・アワードでファミリー・ミュージカル賞を受賞。
2020 年末に40 年在籍したジャニーズ事務所を退所し、2021年に独立。
【翻訳】 岩切正一郎
アヌイ『アンチゴーヌ』(主演・蒼井優)、ラシーヌ『フェードル(主演・大竹しのぶ)(共に演出・栗山民也)、『ART』(演出・小川絵里子) 等で有名
【プロデューサー】 白樹 栞
吉永小百合相手役で映画デビュー。舞台女優として また数々の舞台のプロデューサーとしても活躍,演出は『庭の木と四つの物語』『Fallait pas le dire』『動機』など好評を得ている。また オーナー兼事務局長として 日本初の「本格的なクラブ」日仏フォーラムを1981年創設,現在870回を超える。 フランス共和国よりシュヴァリエ勲章受賞。
<ストーリィ>
アンリ・ド・サシーは独身で大のモテモテ女好きドンファン!
結婚する気などさらさらない。
ところが亡くなったイヴォンヌ叔母さんから遺産100万ユーロが遺贈されることに。
ただし 一年以内に結婚すること という条件付きで。
アンリにとって大勢の女友達の中から1人だけを選ぶなんて不可能⁉
友人ノルベールの発案で 大好きな親友のドドと偽装の同性婚をすることに。
ところが役者志望で可愛くて優しかったドドは…我儘で威張ってるワンマン亭主に⁉︎
ここから話は 信心深い父親エドモンや アンリと恋愛中のエリザを巻き込んで 思いがけない方向へ……。
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室⿓太・主演!
“Le gai mariage”『ル・ゲィ・マリアージュ〜愉快な結婚』Vol.4
稽古場レポ到着︕︕

<稽古場レポート>
この日行われていたのは、ラスト付近の稽古。アンリとエリザの会話劇が面白い場面から、アンリの父や友人たちも勢揃いしたコミカルな場面を見ることができた。
まだ台本を持った状態ながら、錦織がセリフのタイミングやトーンを丁寧に指導していたこの日の稽古。「日本人はこっちの方が面白いと思う」といった言葉や「時代背景的にこんなメッセージも込められているのかも」という解釈を聞き、キャスト陣も次々に演技を変えていく。感覚的な部分は錦織が実際に演じて見せることでニュアンスを伝えており、すでにキャラクター同士の会話やすれ違いの面白みが十分に感じられた。
短い時間ではあったものの、登場人物一人ひとりのユーモアやキャストの芝居心が見えた稽古場取材。キャストの芝居を見ながら錦織が楽しそうに笑っているシーンも多く、ここから本番までの間にどこまで練り上げられるのかも楽しみになる。
<室龍太・錦織一清インタビュー>
――現時点で、お稽古の手応えはいかがですか?
室:手応えはまだないですね。稽古終わりに錦織さんが仰った通り、今は地図を書いていただいているところです。それを確認しながら進んでいるところなので、次の稽古からは地図を体に入れてちゃんと動けたらと思っています。
錦織:こういう作品って大変なんです。すごいテンポで進まないといけないので、逆にすっと通り過ぎちゃうところがある。楽しいコメディを取りこぼさないように、まずは普通の芝居よりもゆっくり入念に把握しています。今日やっと最後まで一通り当たってみました。グルメマップや名所巡りのように、まずはみんなで歩いてみた。ここからどんどん進めていこうと思っています。多分、自ずとテンポは早くなるんですよ。本当にじっくり取り組めたので、また改めて進めていくのが楽しみになりましたね。

――お二人が感じるこの作品の面白さ、魅力はいかがでしょう。
室:もちろん戯曲そのものも面白いですが、それを錦織さんに演出していただく面白さに注目してほしいです。今回が4回目の上演で、キャストが変われば違う作品だと思いますが、そこにプラスして錦織さん節を感じてほしいし、僕らも表現できるようになりたい。錦織さんが演出する意味と面白さを見てほしいですね。
錦織:フランスの作家が描いた面白い戯曲を、岩切(正一郎)先生が日本語に訳してくださっています。自分で作る舞台だとセリフ変更などもしますが、こういう戯曲はすでに面白さがものすごく詰まっている。何も手を加 えなくても、これをやれば絶対面白いわけです。そこに龍太が言ってくれた錦織節というか、僕の解釈やタッチが加わる。僕はこれまでにニール・サイモンもちょっと演出したことがあるんですが、面白いのは「これはこういう台本なんだ」という制約があるうえで作っていくこと。どう料理するかを考えるのが元々好きなんです。先日まで手掛けていた『あゝ同期の桜』とはまた違った作品に挑戦できるのも嬉しくて、楽しませてもらっています。紐解けば紐解くほど面白いし、龍太やみんなの芝居を見て「あ、ここはこういうことなんだ」「もしかしたらこれは嘘で、こっちが本音なんじゃないか」という発見がある作品なので、本当にやりがいがあります。
――今のお話と重なるところがあるかもしれませんが、錦織さんが今回の演出でポイントとしている部分について教えてください。
錦織:今回のキャストは、(福井)貴一さんと龍太以外ほとんど初めましての方ばかり。初めてご一緒する人は、まず稽古をやって、どんな人か見せてもらうのが好きなんです。僕のモットーとして、「素材を絶対にいじらない」ことがあります。例えば今回なら「瀬古口くんが演じるのがドドなんだ」という形に持っていく。いろいろな素材がひとつの鍋に入っていて、でもけっして煮崩れない。上手い具合に高め合える状態に持っていくのが楽しいです。その人が持つ資質が出てきた方が面白いと思うので、どんな出演者とやるときでも個性を大事にしたいと思っています。

――室さんが演じるのはモテモテのフランス人ということで、過去に出演した『ボーイング・ボーイング』と近いのかと思います。役作りなどはいかがでしょう。
室:見た目や雰囲気は似ていると感じるかもしれませんが、結構別物ですね。『ボーイング・ボーイング』のベルナールは大人な感じですけど、今回のアンリは結構子供っぽい。根本的な部分が大人と子供で全然違うと思います。役作りについては、良いか悪いかわかりませんが、僕の中に「役作り」っていう概念がないんです。もちろんすごく作り込んで来られる方のことは尊敬しますが、稽古場で変わるじゃないですか。僕の場合、がっちり決めていったところに違うものが入るとノッキングが生じてしまうんです。一度その経験をしたので、自分で作りすぎないようにしていて。稽古に臨んだ中でできたものをお届けするようにしています。できるだけ自然体でいたいというか、不自然にならないようにというのがモットーです。
錦織:難しいほうを選んでると思うよ。僕は役者の個性を大事にする演出がしたいと言ったけど、役者って「誰かになれるのが好き」って理由でやっている人もいるんですよね。でも一番難しいのは、自分がどういう人間か知って、その個性をうまく使って演じること。だから僕は敢えて挑戦しているんです。龍太は随分難しい道を選んでいると思うけど、実は正解で、それがナチュラルに見えてくる。僕はよく「鴨の水かき」と表現するけど、優雅に泳ぐ下ではずっと水かきを動かしている。まさにそうですし、この作品もそういうものだと思います。フランスの軽演劇だと思うので、スナック菓子でも食べるみたいにみなさんに楽しんでほしいけど、実は作る側からしたら大変で、でも最高の娯楽。
比較対象としてよく挙げるんですが、フランスのスパイ映画の『ニキータ』がハリウッド映画でリメイクされると『アサシン』に変わる。ハリウッド映画は派手なアクションを大事にしていて、フランスでは内に秘めた心情を重視しているんですよね。日本のキネマはどちらかというと情緒的でフランス映画の作り方に近いのもあって、面白さの跳ね方やビート感が日本人の好みに合うんじゃないかと思っています。
――お話を聞いていると、錦織さんの演出と役者としての室さんのあり方は相性が良さそうですね。
錦織:いいと思いますね。もう何年も前から知っていますが、前回一緒にやったのは松竹座さんの『垣根の魔女』かな? その時も何年か経った時の室龍太の成長を見たし、そこから2、3年経った今回、また一皮剥けていて「こんな芝居もできるようになったか」と感じました。一緒にやるたびに成長を感じるのが、僕の中の楽しみや喜びの一つです。
――室さんは演出を受けていていかがですか?
室:日々発見というか、自分じゃ考え付かなかったことをアドバイスしてもらえる。「面白い」が最初に来ます。この作品のお話をいただいたとき、錦織さんが演出されると聞いてマネージャーさんに「絶対出たい」と言ったんです。錦織さんが演出する舞台を見に行くこともあるんですが、錦織節が本当に好きで。言葉を選ばずに言っちゃうとくだらない面白さ(笑)。
錦織:そうそう、それが一番の褒め言葉(笑)。
室:めちゃくちゃ面白くて、今回も錦織節が随所に散りばめられるのかなと楽しみにしています。今回ご一緒できるのも嬉しいですし、錦織さんにとって2年後3年後に会った時の楽しみだということを聞けてすごく嬉しかったの で、頑張らなあかんなってふんどしを締め直しました!
――最後に、楽しみにしている皆さんへのメッセージをお願いします。
室:4回目の上演ですが、キャストや演出が違うので、前回までの公演を見た方も絶対に楽しんでいただけると思います。「本当に同じ作品だった?」と感じるくらいの作品を必ずお届けします! 錦織さんがついているから。自信を持って届けますので、ぜひワクワクドキドキしながら劇場に来ていただけたら嬉しいです。
錦織:僕は初めてこの劇場に来た時、すごくおしゃれだし、六本木の歓楽的な場所から住宅地に入っていく街並みの雰囲気が作品にすごく合っていると感じました。なんとなくモンマルトルの路地みたいなイメージというか、お芝居自体はもちろん、帰り道もおしゃれ感に浸れる。ワクワクしながら劇場に来て、帰路につく時まで、トータルで心に響くような作品になればいいなと思っています。
演出の錦織一清もジルベール神父役で19ステージ出演!本作は9月12日(金)より9月28日(日)まで、六本木トリコロールシアターで上演される。なお、チケットは最前列で観劇できるClub TRICOLOREメンバーのプレミアムシート含めてSS席、S席残りわずか、ということなので気になる方は劇場にお問い合わせください!お見逃しなく!!


